| タイトル |
日 時 |
前夜六
六
木村のおばちゃんは十一月に入ってすぐに手術をした。わたしはそれを翌日にばあちゃんから聞いた。病名とか手術の結果は、ばあちゃんも知らなかったのかいいたくなかったのかは、わたしにはわからなかったが教えてくれなかった。店の常連たちも当然手術のことは知っていたのだろうが、とに角わたしが知ったのは、おばちゃんが手術したということだけだった。
なんとなく、としか説明できないのだけれど、ばあちゃんはいつからか横山さんのことを微妙に避けているようにわたしには思われた。おばちゃんの手術の話も、わ...
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2010/01/11 18:32 |
前夜五
五
新井に橋本さんが来た時には少し緊張した。新井の常連のティストではなく不動産販売会社の人たちのティストの人だったからだ。ただ橋本さんは一生懸命、新井のティストに合わせようとしているのがわかった。彼もあたしと同様にあのティストが嫌いだったのかもしれない。とはいえなんだか油断できない橋本さんの雰囲気はあたしの中では消えなかった。いい意味では前向きなというのかもしれないけれど、なにかをしようとする底知れない意欲みたいなものというのか、あたしにはドロドロのと感じられた欲望みたいなものを秘めてい...
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2010/01/11 18:28 |
前夜四
四
渚が横山さんとわたしに話していた内容はやはりみんな聞いていて、翌日、健ちゃんはすぐにモーさんにこういわれた。
「なんやおなごのケツ追っかけてるらしいな」
「おなごのケツ?」
渚がニヤニヤしながら割ってはいる。完全にからかいモードだ。
「昨日、デートしてたらしいやないの」
健ちゃんは急に本当に顔を真っ赤にしてこういった。
「デ、デートて、なんでそんなこといいはるんですか。みんなして」
「もう割れてるんやから観念したらどうや」
と明さんが特に嬉しそうでニヤニヤして...
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2010/01/11 18:26 |
前夜三
三
明さんと初めてあったのはブルー・マンディのオープン記念パーティーだった。ブルー・マンディはブルーズ専門のライヴ・ハウスだ。ライヴ・ハウスといってもドラム・セットとアンプが置いてある二十人くらいのキャパの小さなバーっていう方が正確かもしれない。ぼくは大阪ローカルの情報誌を出版している小さな会社に勤めていた。広告の営業をしていた。ブルー・マンディのオーナーの金村さんは数軒のレストランを経営していて百貨店に惣菜屋も出店していたりする人で、ぼくは彼のレストランの広告をもらっていた。上得意だっ...
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2010/01/11 18:24 |
前夜二
二
初夏っていってもあたしには正直いっていつが初夏なのかよくわからない。姫路と明石の間にある今は造成された海水浴場になっている漁港で結婚前にお父さんとお母さんがよくデートしたらしくて、それであたしが生まれた時に渚と名づけたそうだ。誕生日は五月の終りだ。
専門学校で同級生だった強くんが誕生日に食事に誘ってくれた。恋人とかつきあってるとかそんなのではない。少なくともあたしはそんな風に思っていない。学校に通っている間は複数の友達の中の一人って感じだった。卒業してから一度もあったことなどな...
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2010/01/11 18:23 |
前夜一
一
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2010/01/11 18:22 |
村上春樹「海辺のカフカ」について
「1Q84」が大ヒットしている村上春樹ですが、主な読書時間が通勤車中のため、ほとんど単行本は買いません。
そこで遅まきながら買っていて読んでいなかった「海辺のカフカ」を読みました。「カフカ」って何語か忘れたけれど「カラス」という意味らしいです。
物語はエディプス・コンプレックスを乗り越えていく少年の物語で、浅学故か、あのフランツ・カフカの影はみつけられませんでした。あるんだろうけどなと思いつつ。
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2009/10/28 12:54 |
ブルーズ・ザ・ブッチャー
神戸のウインターランドで、ブルーズ・ザ・ブッチャーのライヴを見ました。
伝説のウエストロード・ブルースバンドを結成した永井隆がヴォーカルとギターを勤める本格的なバンドです。
僕自身、ローリング・ストーンズやエリック・クラプトンからブルーズを聴くようになったので、あんまり曲名とかは詳しくないんですが、伝統の力とでもいうのですが、ブルーズの三連符には、曲を知らなくても惹きつけられます。
しかも、永井ホトケ隆のヴォーカルは、ちょっと日本では他にいないほどの声量と艶かしさがあります。
全国ツアー...
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2009/07/01 21:00 |
よしだたくろうの「ガンバラナイけどいいてでしょう」
確か六十三歳で最高齢でベストテンに入った、よしだたくろうの「午前中に...」というタイトルのアルバムを聴きました。実はその前の「とんとご無沙汰」というアルバムの頃から思っていたのですが、自身の年齢のこともあり(拓郎さんとは一回り以上下ですが、一緒に仕事をしていた人たちが続々と定年を迎えつつあるのを目の前にして)、妙に琴線に触れてしまうのです。
今回のアルバムの一曲目が「ガンバラナイけどいいでしょう」
冒頭の歌詞は、
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2009/05/07 20:19 |
村上春樹訳「グレート・ギャッビー」
どこがどう違うのかは、うまく説明できないけれど昔、何度も新潮文庫で読んだものと、かなり印象が違って感じられました。訳者曰く、現代性を出したかったとのこと。しかし何度読んでも「栓のないストーリー」ですね。ディジーって本当にやな女。でも素晴らしく美しい小説ですね。英語で読めたらもっといいんでしょうけど、僕には少し難しすぎます(笑)
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2009/04/21 18:55 |
皐月賞予想
先週のブエナビスタほどの心底からの強さをロジユニバースには見られず全勝だが?マーク。
◎ベストメンバー
○トライアンフマーチ
▲サトロノマネ
△ジェーンバルト
×アンライバトル
×リーチザクラウン
×ロジユニバース
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2009/04/18 22:10 |
桜花賞予想
阪神JFとチューリップ賞を見事に差しきった断然の一番人気ブエナビスタ。しかし母のビワハイジは阪神三歳牝馬ステークスを制し、三歳女王となり、チューリップ賞でもあのエアグルーブの2着の実績で桜に挑み2番人気で15ちゃ駒と馬群に沈んだことも考慮し、ブエナビスタを外した馬券も一考かも。
候補は、チューリップ賞2着のサクラミモザ、流れに左右されないタイプのダノンベール、前走好走のワンカラット、小牧太マジックが予想されるルージュバンブー。
馬券は三連単EFから三連単2頭流しでHJM
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2009/04/12 11:56 |
土方歳三物語〜講談「土方散る」
嘉永六年、アメリカ東インド艦隊司令官ペリーが浦賀に来航し、それにより三百年来、鎖国政策を続けてきた徳川幕府は、ついに開国に踏み切ることとなりました。
異国に無理強いされたような幕府の外交を弱腰と見做した、水戸、薩摩、長州など各藩が幕府に改革を迫り、日本各地で浪人たちが倒幕論を声高に叫び始めます。厳しい粛清をもって、それを治めるべく行われた安政の大獄により、大老、井伊直弼は暗殺、却って諸国に倒幕派の浪士が満ち溢れることとなり、幕府の頭痛の種となっておりました。
そんな折、出羽庄内の浪人、清...
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2009/04/02 19:53 |
坂本龍馬物語〜講談「龍馬翔る」
その一 薩長同盟
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2009/04/02 19:50 |
高杉晋作物語〜講談「高杉起つ」
長府藩といえば無名の小藩ですが、異国船舶がしばしば馬関海峡を通過。今の下関市を領土とするが故に強行な攘夷を志向する藩でございました。むろん隣接する尊王攘夷の急先鋒である大藩、長州藩の支藩という間柄故でもあった。
時は元治元年も押し迫りました十二月の寒い夜、九州方面から、下関へ一艘の船がひそかに渡って参ります。船頭のほかには遊女とおぼしき女がひとり、そして、小柄な一人の男、小柄を隠すためにわざと長刀を携えている。
その男こそ、四カ国連合艦隊との講和談判の時、藩内に剛毅の者がいないため宍戸...
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2009/04/01 17:41 |
白洲正子物語〜韋駄天お正(講談原稿)
明治四十三年一月七日、正子は父、樺山愛輔(あいすけ)、母、常子の次女として生まれました。十六歳上の姉と、九歳上の兄、丑二(ちゅうじ)がおりました。
彼女の祖父、樺山資紀(すけのり)伯爵は、海軍、内務、文部大臣、枢密顧問官を歴任した薩摩閥の重鎮。武士道に背いて「惰弱(だじゃく)」に流れる、つまり意気地のないことが最も恥かしい行為であるとの教育を受けた薩摩隼人そのものといっていい人物であったといわれております。母方の祖父、川村淳義(すみよし)伯爵も薩摩藩出身で、大日本帝国海軍創設の立役者でござ...
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2009/04/01 17:34 |
白洲次郎物語〜稀代の目利きが愛したカントリー・ジェントルマン(講談原稿)
白洲正子のことは、その著書などを通じて、よくご存知の方も多いと思いますが、名前は聞いたことはあるけれど、その稀代(きたい)の目利きに一目惚れされた旦那の白州次郎って一体何者やねんと、言われるとふと言葉につまります。それくらいつかみどころのないというか、良く言えばその恵まれた体格以上に別の意味でも大きな男でございました。一所(ひとところ)に落ち着かないというか、戦後史的にも色んなところに顔を出しすぎているというか、一言(ひとこと)で政治家とか財界人とかと言う風に大まかに語れない男でございます。
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2009/03/31 16:17 |
白洲正子と白洲次郎
またまた講談をからめたイベントをホテルオークラ神戸でやります。特別講座「白洲正子と彼女が愛した男」です。
第1部は、歌人のH氏による「白洲正子の美意識」という講演。
そして、その後、旭堂小二三による「韋駄天お正」のタイトルで白洲正子を、続いて講談師 太平洋による「稀代の目利きが愛したカントリー・ジェントルマン」と題して白洲次郎の話しを読んでもらいます。
ちょうどNHKのスペシャルドラマが二部まで終わって、もう少し話題になるかと期待していたのですが、それほど盛り上がりませんでしたね。
占領...
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2009/03/24 16:59 |
講談
見に来て下さい。
毎月、第二水曜に大阪駅前第四ビルの19階のリビングカルチャー倶楽部でやってます。なぜか先回、高杉晋作、坂本龍馬、土方歳三をやったら大入りだったのですが、今回、大河ドラマ三部作、義経、山内一豊の妻、篤姫は全然だした。十五人くらいしかいない大阪の講談師応援してやってください。
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2008/10/19 10:57 |
三連単
なんかJRAはずっと三連単売るのやめて欲しい。
ついつい買っちゃうし、お金なくなるもの。特に朝の三連単ってあたらないもの。
とかいいつつ買っちゃいます(笑)
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2008/10/19 10:48 |